店舗名を何にしようか・・・と考えている頃、私は一冊の本を読んでいました。

 

上林暁  傑作小説集

星を撒いた街/山本善行撰

 

この中の二番目に出てくる小説が「和日庵」。

交流のあった口語歌人、鳴海要吉の日常を描いたものです。

 

鳴海要吉は、住まいであった東京杉並の二軒長屋に「和日庵」と名付けていました。

 

作者は当初「ワジツアン」と思っていたのですが、鳴海要吉がふと口から漏らしたところから「ワビアン」と訓むことを知ります。

 

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音韻について研究も深く、細かな神経を持っている鳴海さんらしい面白い訓み方で、穿って言えば、「詫び」に通わせているのではないかと思われた。しかし鳴海さんの書いたものから、和日はやはり、ほっかりと暖かい、静かな日差しを指すもののようである。

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読み終わり、「あー、この本は和日庵と出会うために読んだんだな」って、、、、。

 

ローマ字表示を「wabien」としているので、「ワビエン」と思われてる方がいらっしゃるかも。。。

「wabien」は「wa」とフランス語の「bien」を合わせた造語なんです。